2022/3/19
関東地方ではこれからの開花が楽しみな花に
菜の花があります。
菜の花畑に行くと辺り一面黄色の絨毯が広がります。
別名は、菜花(なばな)、菜種(なたね)など。
英名は、たくさんあって
canola flower
rape flower
rape blossoms
field mustard
Celery cabbage
学名:brassica napus
このBrassicaが、古いラテン語でキャベツの意味だそうです。
菜の花はアブラナ科の植物で同じ種類に
大根、白菜、からし菜などがあります。
花が咲く前のつぼみの状態で摘んだものを
春先の野菜売り場で見かけます。
栄養素は、血液中の赤血球や細胞の生産を助ける葉酸、
抗酸化作用のあるベータカロテン、
塩分の排出に作用するカリウムやビタミン等豊富です。
サッと湯がいて辛子醤油で和えたり
パスタが茹で上がる少し前に一緒に湯がいて
薄切りのニンニクと唐辛子が効いた
ペペロンチーノで和えたパスタも美味しいです。
タネは、なたね油の原料でもあります。
昔ながらの作り方は、種をじっくり時間をかけて焙煎して
ふるいにかけてゴミなどを取り除いた後、ローラーで皮を破く。
それを蒸らしてから広げて水分を取り除き
ここでやっと圧搾し、絞り出された油分がなたね油になるようです。
時間も手間も大変かかるのですね。
今はほとんど機械でやっているようですが
上記のような手作業で作られているところもあるようです。
のこった粕も有機肥料となって畑に帰ります。
きれいな花で目を楽しませてくれ
食用は種も茎も健康的で美味しい有難い植物。
菜の花が咲いたら、菜の花畑でお散歩したいな。