2022/4/6
飛ぶと言えば、鳥以外に身近に居る蝶。
こちらの飛行距離も調べてみるとすごかった。
長距離を飛ぶことで知られているらしいアサギマダラ。
名前の通り浅葱色(薄い青緑色)と
黒や茶のまだら模様がある大型のチョウで
日本から台湾や中国まで飛んだ記録があるそうです。
生活に適した温度の場所や
好みの花の開花時期に合わせて移動する
他にも色々な理由で長距離を移動すると考えられているようです。
更に長距離飛行を可能にしている理由として
寿命が4~5ヶ月と他のチョウより長いこと。
幼虫の時に食べる葉と成虫になって吸う花の蜜の
両方に毒が含まれていて、体に毒を持っているため
鳥などに狙われにくいこと。
成虫になってから産卵するまで長く
この間に飛ぶことにエネルギーを使える、などがあるそうです。
ちなみに食料になる葉はキジョランの葉、花はキク科のヒヨドリバナで
これらは人が触っても問題ないそうです。
このように様々な特徴と一度舞い上がると
上手に上昇気流に乗る飛行技術を持っていることで
長距離を飛べるそうです。
関東では春から秋にかけて見かけるようで
薄い青色のアゲハチョウに似た蝶を見かけたら
アサギマダラかもしれません。
優雅に舞うように飛ぶ蝶ですが
渡り鳥に続き、厳しい自然界で
たくましく生きていたのですね。