2022/4/23
道路沿いのつつじが満開でとっても華やかです。
ぷっくりとふくらんだ蕾が
布のオーガンジーのようで柔らかそうです。
そして庭園や広い公園などで見かけるカラフルなこの花
和名は、シャガ射干・著莪
学名は、Iris japonicaという名でした。
シャガの花は、アヤメ科
英名:Fringed iris、Crested iris
中国原産ですが、日本に古くから自生しているらしく
江戸時代でも園芸用として親しまれていたそうです。
中国原産なのに学名にジャポニカとつくのは謎ですが
アヤメ科は、花の形からわかります。
しかしこの花、紫とオレンジ色のコントラストが
とても斬新なデザインです。
メインが白に近いとても淡い紫だからこそ生きる差し色です。
園芸用にも親しまれているシャガですが
葉に筋があるスジシャガ
山などで見る小型のヒメシャガ
中国青花シャガ
この3種類のみだそうです。
多品種が多い植物でも3種のみは珍しいですね。
また根茎は薬草となり、
扁桃腺炎などを抑える作用があるそうですよ。
東洋医学はこうした植物の作用を研究して
今も漢方薬として使われています。
漢方薬は即効性は無くても
自然の流れに沿って
穏やかに作用していく。
自然からの優しい治療法だと感じました。