お散歩日和

身近な自然観察や感じたこと等。たまに遠出も。

極小の 青空写す キュウリグサ

2022/5/4

 

花壇の脇に2~3ミリ程の小さい花に目が行きました。

 

キュウリグサ-1

とってもとっても小さいけれど
綺麗な水色が存在感を放っていました。

 

キュウリグサ-2


調べてキュウリグサ胡瓜草という名だとわかりました。

 

ムラサキ科 キュウリグサ属で
アジアと東ヨーロッパ原産です。
英名は、cucumber herb

 

茎や葉を揉むとキュウリに似た匂いがするそうですが
キュウリの花はカボチャのような黄色い花です。
茎は30~40cm位まで伸びるのもあるようです。
若葉などは食用になるそうですよ。


そしてハナニラが終わった後に咲き始めたこちら

 

ムラサキカタバミ


葉が三つ葉ムラサキカタバミという名前で
普通のカタバミは黄色い花です。

 

カタバミ科 / カタバミ
南アメリカ原産の外来種ですが
日本全土に広く生息しているようです。

 

この花は夜になると、花びらを閉じ、
葉も半分に折りたたむように同じく閉じるようです。

 

とても丈夫で、根に小さな球根を沢山つけて増えていき
根が小さな大根のように育つこともあるそうです。
また茎を抜くと小さな球根がバラバラと落ちる仕組みだそうです。

 

強い繁殖力から子孫繁栄など縁起の良い植物として
鎌倉時代には家紋に用いられるなど
古くから親しまれていたそうです。

 

カタバミ属の葉にはシュウ酸が含まれているので
くすんだ10円玉を葉で磨くと綺麗になるようです。
中国では、酸味草と書くそうでわかりやすいですね。

 

ただし繁殖力が非常に強いため
現在では駆除がやっかいな雑草扱いのようですが・・・。

 

よく見かける小さな植物たちにも
色々な歴史があるのですね。