2022/6/3
道路脇の花壇に咲いていた星形の白い小さい花
ジャガイモの花に似ています。
北アメリカ原産のSolanum carolinense
和名は何とワルナスビ(悪茄子)です。
ワルナスビは梅雨頃から夏に空き地や道端で見られ
地下茎からどんどん伸びる繁殖力の強い帰化植物でした。
こちらも先日のホタルブクロと同じく
茎や葉の裏、花のガクと全身に鋭いトゲがあり、
軍手で抜こうとすると突き抜けるそうです。
そして黄色いミニトマトのような実もつけるのですが
葉と茎、この黄色い実にソラニンという毒性があるようです。
ソラニンは、ジャガイモの新芽に含まれているものと同じ成分です。
茎や葉、果実の切り口からでる汁にも触れないように、とのことでした。
可愛いらしい小花で残念な名前に驚きましたが
畑地や牧草地にも生えて増えるので
馬や牛が食べないように気を付けている牧場、
農家の方々にとってはやっかいな植物なのですね。
道端の小さい花ですが、調べると沢山のことがわかりました。
まさに綺麗な花にはトゲがある・・・の例ですね。
キレイだからと気軽に触れないよう、気をつけます!
こちらは同じナス科のカリブラコアというお花の園芸用新種
レモンスライスという品種でスーパーベルとも呼ぶようです。
レモンのような鮮やかな黄色が涼しげでした。
自然のままも新しく作られる品種も
高い大空から見ると、どちらも自然な流れに見えるのでしょうね。